「株式投資の初心者はどうしたら良いの?」という疑問がよく質問されているのを目にします。どんな銘柄に、どれくらい投資したらいいのか?ということでしょうが、自分がどうしたいかで投資する商品も変わってくると思います。
そんなこといわれても、、、ということなので、投資初心者は「積立NISA枠」を使い切ること。とハッキリさせておきましょう。それでも尚、投資する余裕があるのであれば米国株ETFを検討していけば良いと僕は考えています。
- 積立NISA枠は必ず使い切る
- さらに余剰資金がある場合は米国株ETF
おすすめNISA口座は楽天証券
Contents
「積み立てNISA枠」を使い切れ

NISA(ニーサ)口座という言葉自体は聞いたことがありますか?これはNISAという証券口座を解説することで、そこで発生して利益については非課税です!という税制が優遇された証券口座のことを指します。
主に「NISA」と「積み立てNISA」があります。どちらとも非課税なのは同じなのですが、非課税の期間であったり年間投資できる限度額が異なります。まずは、そちらをご覧ください。あ、iDeCoもよく比較されるのでまとめてみましょう。
「NISA」「積み立てNISA」「iDeCo」を比較
比較項目 | NISA |
つみたてNISA |
iDeCo |
---|---|---|---|
お得さ | 運用益非課税 | 運用益非課税 | 普段払う税金まで安く |
売却 | いつでも | いつでも | 60歳まで払い戻せない |
手軽さ | 原則、自分で購入/売却 | 自動積立 | 自動積立 |
年間投資限度額 | 120万円 | 40万円 | 14万4000円~81万6000円 |
運用可能期間 | 5年間(ロールオーバーで10年間) | 20年間 | 原則60歳まで |
投資できる商品 | 株・投資信託 | 一部の投資信託 | 一部の投資信託・預金・保険 |
非課税対象 | 運用益 | 運用益 | 運用益・所得税・住民税 |
いつでも引き出し | できる | できる | できない |
特記事項 | 2023年分で終了予定 つみたてNISAと併用不可 |
NISAと併用不可 | 途中解約不可 (積立の中止は可能) |
こんな感じで違いますね!どれが良いのかは人によってことなりますが、基本的には「積み立てNISA」を選択すべきですね。
「年間40万円しか積み立てできない!」と思うかもしれませんが、月額に換算すると月33,333円を積み立てる掲載になります。約33,000円以下しか投資に回せない人は「積み立てNISA一択」です。
積み立てNISA枠を使い切れ
投資初心者がするべきは、この非課税口座NISAを使い切ることです。通常は儲けた金額に約20%ほどの税金を納める必要があります。ですが、それが20年間も免除されるため、かなり大きいです。
この20%が免除となるのは有利です。積み立てNISAで投資できる商品はETF(投資信託がメイン)となりますが、年利回り5~10%程度(株高のため現在はもっと高い水準のところも)が多いです。つまり、税金が免除されるのは、2~4年間投資した効果と同じくらい威力があります。
そのため、もし積み立てNISAを使い切っていない方は使い切りましょう。まだ口座開設していない方は開設しておきましょう。最もおすすめなのは『楽天証券』です。
積み立てNISA!でも何に投資したらいいの?
さあ、さあ、積み立てNISAが投資初心者には良いことは分かった!けど、何に投資したら良いのか分からない、、、と思います。だってこんな画面が出てくるんだもん。

そうですね。意味不明な単語がずらずらと並んでいます(笑)これは全て投資信託というものになります。投資信託とはカンタンにいえばプロが勝手に運用してくれているものだ!と理解しておけばいいです。
いろいろありますが、注目するべきは2つですね。あまり多くの投資信託を気にする必要はありません。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
この中から選択すれば大きく外すことはありません。というか、この2つがダメになるならば、資本主義が終わるレベルの話になります(笑)では、それぞれ見ていきましょう!というよりも中身は殆ど同じと言ってもいいですね。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ですが、難しい説明は省いて解説していきます。カンタンにいえばアメリカ企業で上位500社の価値を指数化(平均化)したものです。要するに、アメリカ企業の超優良な500社にまとめて投資している状態になります。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
上記のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とほぼ変わりはないのですが、楽天・全米株式インデックス・ファンドはバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)に投資しています。
このVTIの内容とS&P500違いを言うのであれば、S&P500はアメリカ株の大型&中型銘柄(500社)。VTIはアメリカ株の大中小銘柄をカバーしている点です(約3600社)。
どちらに投資したら良いのか?
両者を比較するときに注目する点は経費率です。以下が、その数値になります。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド:0.162%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.0968%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が有利となります。ですが、本当に微々たる差のため、この程度であれば気になるレベルではありませんね。
楽天・全米株式インデックス・ファンドに関してはアメリカ全体の会社(約3600社)に投資するイメージ。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はアメリカの上位500社に全体的に投資するイメージです。
過去の利回りを見てもそれほど大きな差がないためにどうちらに投資しても良いかと思います。今は話したイメージで「投資して安全だな」と感じた方に決めれば良いでしょう。個人的には経費率が低いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資しています。
まとめ
投資初心者は積立NISA枠を使い切れ!ということで記事を書きました。平均すると月33,333円していくことになりますが、投資額がそれ以下の場合はNISA枠を使って毎月積み立てるべきですね。非課税というのはかなり大きいです!
初心者はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資するべき。おすすめは楽天証券です。